食生活と運動
食生活はメタボリック症候群の大きな原因の一つです。
食生活は毎日の積み重ねによって健康へ大きな影響を与えます。
そのためメタボリック症候群を予防、改善するためには、まず食生活を見直すことが第一です。
メタボリック症候群の予防で大切なことは食事全体のカロリーを抑えることです。
糖質を控え、揚げ物や甘いものを避ける、または野菜を毎食摂り、栄養のバランスに配慮することも必要です。
特別に食事メニューを考え、サプリメントを利用する方法もありますが、揚げ物が食べたい時には衣を薄めにするか衣をとって食べる、麺類の汁は残す、食事全体の味付けを薄くするなど、調理や食べ方に工夫することで改善できることも多くあります。
間食、夜食を避け、一日3度の食事を決まった時間に摂る習慣も大切なことです。
食事の時間間隔が空き過ぎると脳や筋肉のエネルギーが不足します。
反対に時間間隔が短いなど、深夜に食事を摂るとエネルギーが余り、余ったエネルギーは脂肪となって体内に蓄積されてしまいます。
過度な飲酒も厳禁で、休肝日を作ることも大切です。
また早食いは満腹感を感じにくいため食べ過ぎを起こします。
食事はゆっくり、よく噛んで食べる習慣をつけましょう。
厚生労働省と農林水産省が共同で策定した「食事バランスガイド」では、健康的な食生活では何をどれだけ食べればよいかの目安が分かりやすく示されているため、毎日の食事メニューに活用するとよいでしょう。
食生活以外に注意が必要なのが、運動です。
メタボリック症候群の大きな要因の一つに運動不足があげられます。
メタボリック症候群の原因である内臓脂肪は、皮下脂肪と比べてたまりやすく減らしやすいという性質があります。
中年以上は基礎代謝も落ち、どうしても内臓に脂肪がたまりやすくなります。
特に現代は洗濯機、掃除機、電話、FAX、自動車などが普及し、家事でも仕事でもあまり身体を動かす必要がない生活になっています。このような生活は内臓脂肪を蓄積しやすい生活なのです。
そこで内臓脂肪を減らすためには食生活の見直しに加えて、毎日の運動習慣を徹底することが大切です。
運動で身体を活発に動かすと消費エネルギーが増え、たくさんの血糖や脂質が消費されるようになり、内臓脂肪が減っていきます。
そして血糖値や脂質異常、高血圧が改善され、メタボリック症候群の予防や改善につながります。
内臓脂肪を減らすのに効果的な運動は有酸素運動です。
ウォーキングは続けやすく、毎日の生活に取り入れ安い方法ですし、またジョギング、水泳、サイクリングもお勧めの有酸素運動です。
またこういった運動以外に日常生活の中で、通勤時に駅のエスカレーターを使わず階段を利用する、一駅分を歩く、買い物に自動車を利用せずに歩くなどの工夫をすることも、毎日続けることによって大きな効果が期待できます。
運動で大切なことは少しずつでも毎日続けることです。無理なく続けられる自分に合った運動を見つけるとよいでしょう。
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